サーフィンに挑戦しよう!
ショートボードをやりたい!
だけど、サーフボードってどうやって選んだらいいの?
長さは?幅は?厚みは?浮力は?
そもそも、そんなことさえも知らない…
私もサーフィンを始めた時は、何の知識もなく、スクールで教えてもらったショップの店員さんに勧められるがままにボードを買った経験があります。
それはそれで悪いことではありませんが、初めてのマイボードです!
できれば、ショップの店員さんの説明に納得して買いたいですよね。
そんなサーフィン初心者がボードを買う前
に知っておきたいことについて解説しました。
この記事を読むことで、サーフショップに行く前の最低限の理論武装が可能になりますよ!
サーフィン初心者が知っておきたい3大スペック
サーフボードを構成するスペックは大きく3つあります。
長さ(レングス)
以前は自分の身長プラス10cm~15cmくらいと言われていましたが、自分の身長よりも短いミニボードなども出てきており、今はあまり言われません。
どちらかと言うと、浮力(容積)の方がよく言われています。
わかります…
サーフィン初心者が気になっているのはテイクオフですよね。
であれば、長いボードの方がより波の力を受けやすいので、テイクオフは早くなります。
私も始めたばかりの頃、テイクオフはどうすれば早くなるのかばかり考えてました。
但し、ショートボードであまり長すぎるのは考えものです。
ボードの上に立った状態で、前足がボードの中心にくるのが基本。
なのであまり長すぎると、自然な肩幅大のスタンスをとった時に、前足が中心に来ない恐れがあります。
この知識はサーフショップの店員さんに教えてもらった話で、目から鱗でした。
確か、始めて3年後くらいに知った話です(独学だったので…)。
幅(ワイズ)
幅が広いと当然ですが、安定感があります。
コントロール性が落ちるのがデメリットです。
幅は一番幅が広いところで測ります。
あまり、自分の体格に比べて幅が広すぎた場合、パドリングがしにくくなるので極端に幅が広すぎるボードは、女性などにはおすすめしません。
ただ、ボードの幅が一番広いところがノーズ寄りにあるのか、テール寄りにあるのかでも変わってきます。
そこにボードの重心があります。
これによって足の置く位置も変わってきます。
奥が深いですね。
厚み(シックネス)
これも厚ければ安定感が増します。
厚ければ厚いほど、浮力が増します。
私が持っているオルタナ系のボードのサイズは5’2”(157.5cm)と長さは短いですが、浮力は29リッターもあります。
その秘密は厚みがなんと2 5/16″(5.87cm)もあります。
まあ、幅も21”(53.34cm)と広いのですが。
厚みが浮力に与える影響は大きいですね!
サーフボードの適正浮力とは?
長さ・幅・厚みの3つを総合して、浮力(容積)が決まります。
ここまで大丈夫でしょうか?
百聞は一見に如かず!ということで、自分の家にあるサーフボードの表記を見てましょう。
5’6” ・18” ・2”・20.45Lと記載があります。
長さ・幅・厚み・浮力(容積)のことですね!
168cm・45.7cm・5.1cm・20.45Lと大体の大きさがわかるでしょうか?
ちなみに、このボードはほとんど使っていません…
乗れないことはないですが、初級者の私にはロングライドはなかなかできません。
理由は…
幅が細くて、厚みが薄くて、浮力が初級者の私には小さ過ぎる!
ただ、メリットもあります。
体重58kgの自分にはドルフィンスルーが楽にできます。
ドルフィンスルーは日本独特の呼び名で、海外ではダック・ダイブと呼ばれます。
ドルフィンを練習したい人は、まずは浮力の無いボードで練習するのをお勧めします。
数リッター違えば全然違いますよ!
これホントです。
一般的に体重に0.35~0.39を掛けた値が適正浮力と言われています。
体重58kgであれば、20.3~22.6Lが適正浮力ということになります。
じゃあ、上に書いた20.45Lのボードは適正なんじゃないの?
そう思うと思います。
初級者(初心者と中級者の間)の私にとって、本当にこの浮力は適正なのでしょうか?
サーフィン初心者の適正浮力とは?
実際は、20.45Lのボードでは、風が強く、波も大きくて、流れが強い時はポジションキープするのさえもキツイです。
浮力がないからパドルが超しんどいのです。
というわけで、体重に0.35~0.39を掛けた値が適正浮力というのは、上級者の話です。
サーファーズ・オーシャンが出している浮力表が分かりやすいです。
例えば、60kgで初心者の場合、適正浮力は43.5Lだそうです。
ただ、前にも書きましたが、大きな浮力は逆に上達の妨げになるという人もいます。
理由は、浮力に頼ってしまい、サーフィンに必要な体幹やバランスが鍛えられずに、逆に上達を遅くさせるというストイック派の理論です。
確かにそれも一理あると思います。
ストイック派の理論でいくと、体重に0.35~0.39を掛けた値の浮力のボードで最初から練習しようということになります。
じゃあ結局、サーフィン初心者には浮力がある方がいいの?ない方がいいの?と迷うと思います。
ひとまずドルフィンのことは後回しにして考えたいと思います。
まず、ボードの上に立ち上がって、波に乗ること優先です!
結論!浮力があるボードから始めよう!
その方が上達が早い!
これが私の答えです。
初心者が上達する時のコツを掴む、こんなエピソードがあります。
上達する時のコツを掴んだエピソードとは?
それはマニュアル車に乗り始めた頃です。
オートマ世代の方、意味がわからなかったらごめんなさい。
まだ、半クラッチからの発進がスムーズにできていませんでした。
とにかく一般道の坂道発信が恐くて、坂道発進の練習ばかりしていました。
それなのに全然、坂道発進が上手にできませんでした。
うーん、なんでだろう…
発想を変えて、まずは簡単なことからやってみよう!
と平坦な道で半クラッチからの発進の練習を何度かしたところ、坂道発信が難なく成功した経験があります。
拍子抜けしました…
要は、難しいことから練習するのではなく、簡単なことから練習してそれができるようになれば、難しいことも自然とできるようになると実体験で学んだことです。
まとめ
長さ・幅・厚み、この3つを総合して浮力(容積)が決まる
・サーフボードの適正浮力とは
体重×0.35~0.39は上級者の適正浮力
・サーフィン初心者の適正浮力は
浮力表を参考に大きめがお勧め
・上達するコツは
自分のレベルに合わせて、簡単なことから始める
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