サーフィンするとき、車の鍵どうしてますか?
これからサーフィンを始める方が、見落としがちなこと。
それは、施錠した後の車の鍵をどこで保管するかという問題です。
サーフィン中、あなたの車は狙われているかもしれません。
警察庁の発表によると、自動車の盗難件数は年々減少しているようですが、一方で人気車種については、盗難件数が増加しているようです。
盗難件数の多い自動車とは?
2020年2月の一般社団法人日本損害保険協会の調査によると、残念ながらサーファーに人気の車種が上位を占めていることがわかりました。
ワースト1位がランドクルーザー(42件)、2位がプリウス(39件)、4位がアルファード(19件)、7位がハイエース(7件)といずれもサーファーの人気車種が上位を占めていることがわかります。
2020年はハイエースの盗難件数が例年より少なかったようですが、大体ワースト5位以内に入っていることが多いです。
この結果からも、サーファーは愛車の盗難対策をしっかりする必要がありそうですね。
サーフィン中の鍵はどうしてる?
家族と一緒に行って預けておく
当たり前ですが、一番安全な方法です。
家族が全員サーファーなら意味がありませんが、そうでなければ家族円満に道中も楽しく過ごせます。
身につける
次に考えられるのが、身につけておくことです。
車外に取り付けるキーボックスをこじ開けられ盗まれたという事例もあり、キーボックスでも心配な方は身につけることが考えられます。
身につけて海で失くすリスクと、キーボックスを窃盗犯から壊されたうえで盗まれるリスク、どちらが高いかそれぞれの考え方次第だと思います。
しかし、キーボックスが壊されるのと同様に、金属キーを身につけておいたとしても窓ガラスが壊されてしまえば、車内にスマートキーがあれば簡単に盗まれてしまいます。
また車内にスマートキーを置いて、金属キーでロックした場合、装備されている車については防犯アラートシステムのイモビライザー等が働かず、盗難防止に役立っている赤いランプが点滅しなくなってしまい、みすみす盗難しやすくなっていますとアピールするようなものです。
もう一つのデメリットはずっと海水の中なので、錆びやすくなることでしょうか。
私はこれらを総合してキーボックスを使うようにしています。
以下、方法としては3つあります。
首からぶら下げる
身につける中で、無くさない安心感が一番大きいのはこちらかもしれません。
リーシュコードのポケットに入れる
意外と知らない人も多いのですが、リーシュコードには鍵を入れるポケットがあることが多いです。
自分の持っているリーシュコード4本を見てみると、2本ポケットがあることに気づきました。
あとは、ベルトのサイズと鍵が合っているか、鍵を入れて見てフィット感が問題ないかを確かめてみてください。
ウエットスーツのポケットに入れる
ウエットスーツにキー用のポケットがあることがあります。
ただ、ジッパーなどがなくフタが完全に閉まらない場合もあり、私は使ったことがありません。
キーボックスに入れる
私はキーボックス派です。
というよりもほとんどのサーファーはキーボックス派なのではないでしょうか。
駐車場でほとんどのサーファーはキーボックスを車に取り付けていますよね。
これであれば、海に入れることはないので錆びる心配はありませんよね。
また電子キーから金属の鍵が引き抜けるタイプなら、首からぶら下げても大丈夫ですが、一昔前の金属鍵と電子部分が一体となっている鍵については、そもそも身につけて海に入ることはできませんね。
キーボックスを買うならどれ?
一般的なおすすめのキーボックス
鍵の収納方法としては、スマートキーの電波を遮断する付属のアルミケースに入れてキーボックスにしまいます。
なぜ、アルミケースに入れて電波を遮断する必要があるのか?
それは、スマートキーから出ている電波を窃盗犯が特殊な受信機を使って車外で受信し、その電波を増幅させて車を外から開けてエンジンを始動し車を奪い去る「リレーアタック」という犯罪が増えているからです。
また、ご自身のスマートキーがキーボックスに収まるサイズかどうかしっかり確認しうえで購入しましょう。
キーボックスも様々なサイズがありますので、しっかり探してみてください。
どうしても入らない場合は、車内にスマートキーを残し、金属キーだけ引き抜いて、キーボックスにしまいましょう。
その際は車内のスマートキーをアルミケースや専用の電波遮断ケースに入れておきます。
ただこの場合は、鍵を身につけるのと同様、防犯アラートシステムが働かず赤いランプが点滅しなくなるデメリットは忘れないでください。
最強のキーボックス
サーファーの「スマートキーの保管をどうにかしたい」という声から、クラウドファンディングのMakuakeで生まれた画期的な商品がこちら!
DIY専門商社の草分けである和気産業(株)が3年の歳月をかけて遂に開発に成功。
ホームセンターで見かけたら、購入はマストではないでしょうか。
てか私も欲しい!
主な特徴は、次の3つです。
1.完全電波遮断
通常のキーボックスは電波が漏れないように、アルミケースに入れてキーボックスに格納しますが、これはそんな面倒な過程を踏まずに直接入れることができます。
このひと手間があるかないかで随分楽になりますね!
2.操作性
よくあるキーボックスはダイヤル式の4桁で番号を指定することがほとんどですが、暗いときに番号が見えづらかったり、冬場の海上りは手がかじかんで上手に操作できないなどのデメリットがあります。
シールドボックスは、ボタン式でボタンを押す回数を指定することで施錠と開錠が可能です(特許公開中)。
3.防犯性
ツルの部分が南京錠と同じ強度の高い鉄が使われており、切断が難しくなっています。
特に、1.の完全電波遮断と2.の操作性は、サーファーにとってよくぞこんな便利なものを作ってくれましたという感じ!
また、3.の防犯性も自分の分身でもある愛車を守ってくれる堅固な性能により、サーフィンを安心して楽しむことができますね。
詳しくはこちらMakuake
2023年1月5日現在で和気産業(株)に問い合わせたところ、残念ながらこの最強のキーボックスは現在取扱いを終了したとのことでした。
残念すぎます・・・・
和気産業さんが、製造を復活してくれるよう祈るばかりです。
まとめ
サーフィン初心者は、海に着いて、そういえば車の鍵どうするんだっけ?
とならないように、事前に自分に合ったものをチョイスしておきましょう!
テレビ番組「開かずの金庫」の玉置恭一様より記事監修を頂きました!
・名 前:玉置恭一
・サ イ ト:玉置恭一プロフィールページ
・サイトURL:https://www.meisterstudio.jp/profiles/tamakikyoichi/
・肩 書:鍵・金庫のスペシャリスト/防犯アドバイザー
・紹 介 文:22歳から鍵職人として始動。ジャパンロックレスキューサービス株式会社 専務取締役、株式会社ミライアン代表取締役を経て、ジャパンベストレスキューシステム株式会社入社。同社退社後、株式会社ミライアン再始動。 現在は凄腕鍵開け職人として、多数のテレビ番組にも出演中。
・所有資格等:総合防犯設備士
我々のような鍵の業者が、自動車の鍵の紛失による鍵作製依頼を頂くケースとして多いのが、海水浴場やスキー場などのレジャー施設です。
もちろんその場合は、鍵を身に着けていての紛失ということになるので、その状態で激しく遊ぶということがいかに鍵紛失のリスクを伴うかがわかります。
サーフィンに関しては、そのリスクがさらに高まるといえるでしょう。
また、サーフィンの場合は、海に入っている間は車両自体が自宅の鍵や財布、スマートフォンなどの貴重品を入れる金庫の代わりとなるのではないでしょうか。
車両自体の盗難リスクはもちろんのこと、貴重品盗難にも気をつけないといけません。
記事にもあるように、携帯する・信用できる施設、人に預ける・キーボックスを利用するなどの選択肢の中から、最良の対策を打ちましょう。
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