サーファーと聞くと、
「常に海にいるイメージ」
「平日の朝から海にいるイメージ」
を持つ人もいるでしょう。
結論から言ってしまうと、このイメージはあながち間違いではありません。
サーファーというのは、サーフィンを基準にして生活設計をしていることが多いため、職業にも偏りがあるのです。
では、サーファーというのは一体どのような職業についているのでしょうか。
また、サーファーが職業を選ぶときの基準とは一体何なのでしょうか。
サーファーは何を基準にして職業を選んでいる?
まずはサーファーが何を基準に職業を選んでいるのかということから、詳しく見ていきましょう。
毎日サーフィンに行く時間を確保できるか?
私は残念ながら、週末サーファーです。
ただ、本当はやっぱり毎日サーフィンに行きたいのが本音です。
だって、毎日コンスタントに波があればの話ですが、週に1回だけサーフィンする人と、毎日サーフィンする人とでは、単純に考えて6倍の上達スピードが違う計算です。
毎日サーフィンに行ければ、今日サーフィンしてわかった自分の課題を翌日すぐに練習することができますが、1週間後だと体が忘れてなかなか難しいですよね。
始業時間が遅めの会社なら、毎朝入水できるので、職業を選ぶうえでチェックポイントにしていることが多いです。
職場は海から近いか?
職場から海までの距離です。
サーフィンをこよなく愛する人というのは、できるだけ海の近くにいたいと思っています。
職場が少し海から離れていても、職場を起点に自宅の場所を決めるので、自宅を海の近くに構えることができれば、尚いいですよね!
よって、職場や自宅と海の距離を基準に職業を選んでいることが多いです。
平日が休みか?
海に限らずどこでもそうですが、土日は混みますよね。
平日の空いてるときにサーフィンできれば、もっと波に乗ることができます!
私の仕事は土日が休みですが、平日にたまに休みが取れたときに、人が少ない海に行ってサーフィンをするときは、とても幸せな気分になります。
長期で休みを取れるか?
そして、長期で休みを取れるかどうかも大事な基準です。
サーファーは、国内や海外にサーフトリップをしたりすることがよくあります。
長期休暇の取得ができない会社だと、どうしてもサーフィンに自分で制限をかける必要が出てきてしまいます。
長期休暇を取得できる会社を選ぶことができれば、サーフィンを思う存分楽しむことができますし、長期休暇を取ったことによって、仕事へのモチベーションを高めることもできますよね!
残業は少ないか?
続いては、残業についてです。
これはサーファーに限らず、ほとんどの人が職業選びの基準にしていることだと思いますが、サーファーにとって残業というのは邪魔以外の何物でもありません。
サーファーは、早朝の良い波を狙って海に行くことが多いですよね。
そのため、定時になったら速攻上がって、すぐ寝たいのです。
しかし、夜遅くまで残業をしてしまうと、必然的に翌日早朝のサーフィンに行くことができなくなってしまいます。
そのため、できるだけ残業がない職業を選ぶことが多いのです。
転勤がないか?
せっかく海に近い職場に勤務できても、転勤のある会社の場合、海のない地域に転勤させられることはあります。
サラリーマンなら避けられない宿命です。
また、千葉、湘南、高知、宮崎など、サーフィンの環境が整った場所に勤務場所が都合よくあるわけではありません。
よって、サーファーはなるべく転勤を好みません。
職場にサーファーはいるか?
最後に、職場にサーフィン仲間がいるかどうかです。
職場にサーフィンをする人が全くいないと、サーフィンに対する理解を得ることが難しく、人間関係の構築にも苦労してしまう事があります。
また、サーファーで構成されているような会社は、服装の制限がなかったり、身だしなみに制限がなかったりする場合もあります。
つまり、自由に勤務することができるということです。
サーファーに多い職業は?
では、サーファーに多い職業や形態を具体的に解説していきましょう。
三交代勤務の職業
24時間を3つの時間帯(8時間)に区切り、交代して仕事をする勤務形態です。
① 6:00〜14:00(日勤)
②14:00〜22:00(準夜勤)
①22:00〜 6:00(深夜勤)
1週間ごとにシフトを入れ替えるやり方が一般的ですが、職場によっては1つのシフトに固定してずっと同じ時間帯に働き続けるケースもあります。
このシフトをうまく利用すれば、準夜勤の場合は午前中にゆっくりサーフィンすることが可能ですし、深夜勤の場合は仕事上りにサーフィンに行っている人もいます。
三交代勤務の代表的な職場としては、医療・介護施設や工場、ホテルなど24時間体勢で勤務が必要な職場です。
サーフショップのオーナー
まさに趣味と仕事を両立した形です。
大概は、サーフィンが大好きな人がサーフショップを開き、サーフギアを販売しながら、サーフィン初心者向けにレッスンを行なっています。
プロサーファーが引退後に自分のショップを持っているケースも多く、プロ直伝のレッスンも行なっています。
サーフギア関連会社
続いてはサーフギア関連会社です。
例えば、
・サーフボード製造、販売会社
・ウェットスーツ製造、販売会社
などです。
このような会社で働くことで、サーフィンに関する知識を高めることができ、テストライディングなどをすることもできるため、一石二鳥なのです。
また、サーフギアをつくっている会社だけあって、サーファーが多いので、休暇などサーフィンに対する理解も得られやすいのもポイントです。
マーケティングマネージャー
サーフィンのプロダクトを販売する会社のマーケティングを担います。
プロサーファーやインフルエンサーとの関係を構築・強化しながら、消費者に広告・宣伝活動を行うための企画を立案し実行するのが主な仕事です。
また、メジャーなサーフィンブランドは海外ブランドであることが多いため、本国と連携・協力する必要があり、英語が話せることが必要な場合もあります。
また、憧れのプロサーファーと出会える可能性も高くなるため、ビジネススキルに自信のある人には、おすすめといえるでしょう。
飲食業
居酒屋など夜の飲食業の場合は、出勤時間が遅いため毎日朝からサーフィンすることが可能です。
但し、若者がサーフィンをメインに一時的にアルバイトをやっているケースが多いので、ずっとやり続けていくのであれば、飲食業のオーナーになる必要があるでしょう!
農業
最近は農業法人などにより、大規模農園を運営する企業が増えています。
朝は早いですが、基本的に残業はないので、場所によっては仕事上りのサーフィンが可能です。
サーフィンをやっていると、自然に感謝することが多くなりますが、農業はサーファーにとって自然と常に触れ合える環境にあるため、ある意味憧れの職業といえるでしょう。
私の知り合いのサーファーも、将来宮崎でマンゴー農園をやりたいと言っています。
個人事業主
続いては個人事業主です。
自分で商品やサービスを作り、会社などには所属せずに働いている人のことを指します。
特に、
・Webライター
・アフィリエイター
・エンジニア
など、パソコン1つでできる仕事をしている場合は、いつでもどこでも仕事ができるため、好きな時にサーフィンをすることができるのです。
パタゴニア
なんとパタゴニアの社員は、勤務中でも波が良ければサーフィンに行っても良いというのです…
これは、「社員をサーフィンに行かせよう」の著者であり、パタゴニアブランドの創業者であるイヴォン・シュイナード氏の経営哲学によるものなんです。
どういうことかというと、波が良ければサーフィンを優先してサボっていいよということではありません。
あくまでビジネス目線でその方が仕事の生産性が上がると思っているからなのです。
要は仕事はチームでやるものであり、誰かが抜ければチームの誰かがカバーする。
これによりチーム力も強化され、抜けた人の仕事を新たに覚えることもできるでしょう。
そして、サーフィンに行った社員はその時間を他で働いて、キッチリ穴埋めをする。
会社の寛大な想いに、社員が成果で応える。
うーん。うらやましい限りですね!
まとめ
サーファーは、
「サーフィンの時間が確保できるかどうか」
で職業を選択していることが多いです。
ただ、最終的に希望する職業につけないケースもあるでしょう。
そんなときは、早寝早起きの習慣を身につけて、時間をつくるしかありません。
時間がないことを嘆くのではなく、時間をつくる感覚も持っておくことも大事です!
この記事を見ている人の中で、サーフィンを中心とした生活を送りたいと思っている人がいるのであれば、是非今回紹介した職業の中から自分にあったものを選んでみてはどうでしょうか。
コメント