海に入る前にチェックすること8選

波 サーファーの知識
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サーフィンに向かっている道中、早く海に入りたくてワクワクしますよね!

そして、海に着いていい波がブレイクしていたら、すぐにでも入水したくなるその気持ち。

わかります。

でも、ちょっと待って下さい。
その前に、やるべきことがあるんです!

上級者を観察して見て下さい。
海に着くと、しばらく海を眺めていることに気づくはずです。

今回は、海に着いたらチェックすることと、事前にチェックできることを紹介します。

この記事を読めば、サーフィン初心者が海に入る前にやるべきことがわかるようになります。

それでは、どうぞ!

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海に入る前にチェックすること8選

波

自分のレベルに合った波のサイズか

海に着いたら、まず波をチェックします。

海までの距離がどれくらいあるのかにもよりますが、岸からは小さく見えても海に入って見ると想定外に大きかったということはよくあります。

わかりやすいのは、サーファーがライティングしているときの波のサイズを見ることです。

下の画像で、サーファーと比べて波の大きさがわかると思います。

サーファーと大波
上級者にとってのイイ波と初心者にとってイイ波は全く別物です。

地形

地形のチェックは初心者は特に重要です。

海の中は外からは見えませんよね。

海底がサンド(砂)の場合もあれば、リーフ(岩やサンゴ)の場合もあります。

波の種類として、前者がビーチブレイク、後者がリーフブレイクと呼ばれます。

地形が変わらないため規則的に割れるリーフブレイクを、上級者は好む傾向がありますが、初心者にはオススメしません。

波に巻かれた際に、海底の岩にぶつかったりと危険です。

上達するまでは、ビーチブレイクで練習しましょう。

ビーチブレイクでも、全ての場所が砂とは限りません。

一部岩場になっている場所もあるので、初めて行く場所は事前に調べたり、サーフショップに聞いておきましょう。

ここで心配性な初心者サーファーにスマホを使ったオススメの方法があります。

それは、グーグルマップでサーフポイントを検索し、航空写真で見てみることです。

すると、海の中までキレイに見えるではありませんか!

周りの風景と照らし合わせて、どの辺りに岩場があるのか確認してみましょう。

それでも、まだ心配なあなた!

どうしても気になる場合は、大潮の日の干潮の時間帯に海を見に行くことをオススメします。

なぜなら、大潮の日は最大限潮が引くので、遠浅の海であれば、満潮のときは見ることのできない海底をじっくり観察することができます。

こんなところに岩場があったんだと気付くこともあります。

風向き

風向きは波質に大きく影響します。

沖から岸に向かって吹く風をオンショア
岸から沖に向かって吹く風をオフショアと呼びます。

風の吹く方向が分からなければ、近くの木を見れば揺れ方でわかります。

サーフィンするのにベストな風はゆるいオフショア無風です。

もし、そのポイントが強めのオンショアになっている場合は、ポイントを変え、風上に山があるなど、風をかわしてくれる地形や、湾を探すことで、同じ日に近くのポイントでも全く違う質の波に出会えることもサーフィンの醍醐味の一つです。

 

混雑具合

初心者のうちは、混雑している場所は避けた方が賢明です。

なるべく、人の少ないところで練習しましょう。

なぜなら、波が自分に回ってくる回数が必然的に少なくなります。

上達したいのであれば、1本でも多くの波に乗ることです。

また、他のサーファーとの接触事故の可能性もあり、それが気になって練習どころではなくなるかもしれません。

かといって、全く誰もいない海に初心者が1人で入るのは止めるべきです。

誰もサーファーがいないということは、何らかの理由があるし、何かあったとき助けを呼ぶこともできません。

潮回り

海に行く前に必ず潮見表をチェックしましょう。

タイドグラフ付きの腕時計がオススメです。

大潮の日が潮がよく動くので、サーフィンには適しているとされています。

また、潮が上げてくる時間はサイズアップしやすく、逆に下げている時間はサイズダウンする傾向にあります。

但し、ポイントによって潮が上げてくる時がいい場合と下げている場合がいい場合が異なる場合があります。

このあたり、いろんなところにサーフィンに行くとだんだんとわかってきます。

どこでどんな波がブレイクしているか

海に入ってから、向かうべきポイントを探すのではなく、自分がどこの位置でサーフィンするかあらかじめ決めてから入水しましょう。

波がどこから割れて、どっちの方向にブレイクしていくのかを見極めることが大事です。

波がブレイクしていく方向がサーフィンの進路方向になります。

また、ビーチブレイクの場合、海底が砂なので、地形は刻々と変わっていきます。

要はブレイクする場所も、変わってくるということです。

さっきまで一番割れていた場所が、割れなくなったり、離れた場所が割れ出したということもあります。

ただ、初心者の場合は、最初はあまり気にせずに、初めに決めた位置をキープする方が大事です。

もちろん混雑している場所は避けましょう。

カレントの場所

これは絶対に頭に入れておいて下さい。

波は沖から岸に向かってきますよね。
ということは、岸から沖に向かって必ず戻っていく流れがあるということです。

この流れのことをリップカレント(離岸流)といいます。

サイドカレント(平岸流)といって、横の流れもあります。

サーファーなら誰しも経験があるかもしれませんが、私もサーフィンを始めたての頃、リップカレントの洗礼を受けました。

思い返してみると、自分の実力に比べて、サイズも少し大きかったと思います。

パドルアウトして意気揚々と沖に出て、波待ちをしていた…はずでした。

すると、どういうわけか、ふと岸を見たときに随分と冲にいることに気付きました。

あれ、おかしいな…

私は恐くなって、戻ろうと岸に向かって必死にパドルしました。

しかし、パドルすれどもすれども、全く岸が近づいてきません。

ヤバイ、流されている…
相当焦っていました。

その時です。

「大丈夫ですか~?」
という声が、あるサーファーから聞こえました。

そしてそのサーファーは

「私も流されちゃいました。」

「久しぶりなんで、パドルで疲れたみたいです。」

と言って、自分と一緒に岸と並行にパドリングすることを示唆しました。

私もサーフィンの入門本で読んで、リップカレントで流された時は、岸と平行にパドルすることを覚えていたつもりでしたが、パニックになって全くそのことが思いつかなったのです。

そして、リップカレントから抜け出た後に、今度は岸に向かってパドルし、砂浜に戻ることができたのです。

私はすぐさまお礼を伝えましたが、向こうでサーフィンしますねといってすぐ立ち去られました。

あのときあのサーファーは、本当は自分は流されていなかったけど、私のことを気遣って、自分も流されたフリをして、助けてくれたのだと思っています。

本当に感謝です。

みなさんはこうならないように、気を付けて下さい。

ただこのリップカレントも、ゲットするときには上手く利用することで、ラクに沖に出ることを可能にします。

ただ、流れが強すぎる場合は、はるか沖に流されてしまうことがあるのでいずれにしても注意が必要です。

天気

晴れた日にサーフィンするのはとても気持ちがいいものです。

また小雨くらいであれば、サーフィンはどうせ濡れるので、あまり関係ありません。

気をつけないといけないのは、です。

雷注意報や警報が出ている時は、サーフィンはやめておくのが賢明です。

また、サーフィン中にゴロゴロと遠くで雷鳴が聞こえた場合は、すぐに岸に上がって下さい。

雷が海上にいるサーファーに直撃する可能性、もしくは海に雷が落ちると感電します。

繰り返します。

雷が鳴ったら、すぐに海から上がりましょう。

サーフィン初心者は、しっかり頭に入れておきましょう!
ホント大事です。

まとめ

・海に着いたら焦らずに、じっくりと海を観察する余裕を持とう
・初心者はビーチブレイク一択
・その波は自分の実力に適した波か冷静に考えよう
・混雑している場所は危険なので避ける
・カレントと雷は本当に危険なので、しっかり頭に入れておこう

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