あなたは、運動前にどんな準備運動をしていますか?
サーフィンに限らず、全てのスポーツの準備運動についてです。
準備運動といって、真っ先に思いつくのはストレッチではないでしょうか?
私は、つい最近のことですが、サーフィン前のストレッチのやり方を変えました。
正直、何故今まで誰も教えてくれなかったのか…
30年間もパフォーマンスを下げるためのストレッチをずっとしていたのですから…
運動前のストレッチを変える前までは、ハムストリングスという太腿の後側がいつも、筋を痛めているような感覚がありました。
なので、痛くてまともに伸ばすことができなかったのですが、ストレッチを変えてから不思議と痛みが取れました。
本当にストレッチのやり方を変えるだけで、こんなにすぐ効果が出るのか…
ちょっと感動ものです、ホント。
その30年間、間違っていたストレッチとは何か?
ズバリ、運動前に筋肉を伸ばすことです。
ではなぜ、運動前に筋肉を伸ばすストレッチがダメなのか?
パフォーマンスを向上させるには、どういうストレッチが有効なのか?
損はさせませんので、この記事を読んで是非とも実践して下さいね!
ストレッチは2種類ある
ストレッチといっても、実は大きく分けて2種類のストレッチがあることを知っていますか?
ここが一番大事なところで、私自身こどもの頃からつい最近まで知らなかった事実です。
動的ストレッチ
体を動かしながら、関節運動と同時に様々な方向に筋肉を伸ばすことで動的柔軟性を高めるストレッチ。
徐々に動きを大きくすることがポイントで、イメージしやすいのはラジオ体操とマエケン体操です。
交換神経が優位になり、スイッチが入ることで、体がアクティブになることから運動前に有効なストレッチと言われています。
静的ストレッチ
止まった状態で、反動をつけずに一定方向に筋肉を伸ばすストレッチです。
副交換神経が優位になり、リラックスすることに効果を発揮します。
よって運動後に有効なストレッチと言われています。
筋肉をゆっくりと伸ばすことで、関節の可動域を拡げ、静的柔軟性は高まります。
しかし、運動前に筋肉を緩めすぎると、最大筋力を発揮することができずにパフォーマンスが低下することが最近では常識となっています。
よって、運動前に静的ストレッチを念入りに行うことはNGなのです。
これでわかりましたね。
➡️ 動的ストレッチ。
・サーフィン前にやってはいけないのは、
➡️ 静的ストレッチ。
但し、以下のように3段階で上手に組み合わせることで、運動前のベストなストレッチが可能になります。
⬇️
② 1動作10秒以内の静的ストレッチ
⬇️
③ 動的ストレッチ
こどもの頃は、運動前のストレッチというとアキレス腱を伸ばしたり、屈伸したり
ストレッチ=静的ストレッチのイメージがありました。
しかし、科学が進歩することで、当時正しいと思われていた理論が間違っていたなんてことはよくあります。
私は高校時代野球部に所属していましたが、雨の日は校舎の階段でウサギ跳びを
させられてました。
今となっては、成長期のこどもにとって膝への負担も大きく禁止されています。
また、練習中は一切水を飲むなとも言われてましたが、今は脱水の危険もあり逆にこまめに水分補給するのが常識ですよね。
もし、この記事を読んだみなさんが、私と同じように運動前に静的ストレッチをしていたなら、これを機会に是非ストレッチの仕方を見直しましょう!
参考までに、運動前に行う準備運動の目的と運動後に行う整理運動の目的を書いておきますね。
準備運動の目的(運動前)
・ケガの防止
運動前の準備運動ですが、ウォーミングアップと言われるように体を温めて、血流を促し、筋肉をしなやかに動かしやすくします。
また、関節の可動域を拡げたりして、自分の実力の100%を出せるようにパフォーマンスの向上を図ります。
血流や心拍数も徐々に上がるため、心臓や肺への負担を減らしてくれます。
また、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を高めることでケガの防止にもつながります。
プロ野球のピッチャーはいきなり全力投球はしません。
そんなことをすれば、肩や肘を壊してしまいます。
キャッチボールからゆっくり始めて、徐々にスピードを上げていきます。
「肩を慣らす」といいますが、本番に向けて体を慣らしていくことが大事です。
整理運動の目的(運動後)
・筋肉痛の緩和
サーフィン (運動)後に実施し、疲れた体と心拍数を下げるために、ゆっくりクールダウンするためのものです。
やるとやらないとでは疲労回復の速度が全く違います。
疲労を感じるときに乳酸などの老廃物が体内に発生しますが、整理運動をしっかりと行うことで乳酸を分解し、疲労の回復を図ります。
目的をしっかりと把握したうえで、動的ストレットと静的ストレッチを上手に使い分けましょう。
まとめ
・運動後のストレッチは静的ストレッチ
・運動前に余裕があるなら、①ジョギングで軽くウォーミングアップ②短時間の静的ストレッチ③動的ストレッチの順番がベスト
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