前回の記事で自分がこれから買うべきウエットスーツの種類がわかりましたね!
たくさんの種類がある中で、どのウエットスーツ買ったらいいかはよくわかった。
春に始めるからジャーフルを買う、冬に始めるからセミドライを買う。
こんな感じで、人それぞれだと思います。
そこで次の疑問は、ウエットスーツってオーダーするべき?
ショップに吊るしてある既製品を買うべき?
一体どっちがいいの?
オーダーか吊るし(既成品)か、どっちを買おうか迷っているサーフィン初心者の
のために、知っておきたいポイントについてまとめました。
ウエットスーツは、オーダーか吊るしか?
オーダーのメリット
・生地の厚みやデザインを自由に選べる
・機能性を高めるオプションを追加できる
・シーズン前であれば、大抵どこのサーフショップもオーダーフェアがあり、割安価格で買える
・サーフショップの人から色々アドバイスをもらえる
ウエットスーツはなんといってもサイズ感が重要です。
ブカブカのウエットスーツでは水が入ってきて重たくなるし、動きにくいし、
サイズ選びが一番重要です。
特に、冬場に使うセミドライは、水をなるべく体の中に浸水させたくないので、
オーダーをオススメします。
オーダーのデメリット
・納品までに2~3週間かかる
・採寸する人の技量によって、完成度が異なる
・返品、交換ができない
私自身、ジャーフルとセミドライをそれぞれ別のサーフショップでオーダーで作ってもらったことがありますが、ジャーフルはピッタリでストレスフリーでした。
ただ、セミドライを作ってもらったときは腕が少し短かったです。
なので、冬場は手首のあたりが冷たいです。
採寸するのは人なので、過信せずに、オーダーするのなら信頼できるショップにしましょう。
吊るし(既成品)のメリット
・その日に手に入る
・試着して自分にフィットするサイズを選べる
既成品のため、すべての体の部位がジャストサイズとはいきませんが、メーカーも幅広くサイズを取り揃えており、一般的な体型であれば概ねカバーできます。
なので、サイズ感にそこまで慎重にならない夏場のウエットスーツは、気軽に吊るしを購入する人は多いです。
吊るし(既製品)のデメリット
・安価すぎる場合、素材のクオリティーが低い
サーフショップにいって、自分の欲しいデザインのウエットスーツがあっても自分に合うサイズがないことはよくあります。
自分に近いサイズがあった場合でも、首回りや肩回りの特に上半身について動きにくくないか、必ずチェックしましょう。
ウエットスーツのサイズが合ってないことが、パドルの障害になることだけは避けいです。
ウエットスーツのオススメブランドは?
国内メーカー
SAVER CROSS(セイバークロス)
REVO(レボ)
SEVEN(セブン)
AIRTIGHT(エアータイト)
上記4つは1983年創業の茅ヶ崎にあるヌーベルバーグ・インターナショナルというメーカーのブランドです。
世界で初めてジップレスのウエットスーツの開発に成功したメーカーです。
素材や性能は全て同一で自分の好きなブランドのロゴを選ぶようになっています。
私もジャーフルをオーダーしたときに、この4つの中からSAVER CROSS(セイバークロス)を選びました。
そういえば、私の大好きなTV番組のテラスハウスでヌーベルバーグ・インターナショナルが衣装提供で名前がエンドロールにいつも流れてました。
the rlm(ザ アールエルエム)
こちらも茅ヶ崎にある比較的新しいメーカーです。
rlmはreal life momentの頭文字をとっており、「その瞬間を一生懸命生きる」を意味します。
スリーオーシャンというところが作っており、私はここのロゴやデザインが好きなので、セミドライはここ3~4年はthe rlmを愛用してます。
女性ファンが多い理由もうなづけます。
the rlmはかわいいデザインですが、同じモノでより大人っぽいデザインを求めるなら4DIMENSIONS(フォーディメンションズ)というブランドもあります。
MAXIM(マキシム)
1986年創業の鎌倉の老舗ウエットスーツメーカーです。
私が一番最初に買ったセミドライはこちらのものでした。
DOVE(ダブ)
1975年創業の日本初のウエットスーツメーカーです。
シブくて玄人好みだと思います。
RASH(ラッシュ)
鎌倉のウエットスーツメーカーです。
単純にカッコイイです。
山口達也がよく着ていますよね。
私はシーガルはこちらのものを使っております。
BEWET(ビーウエット)
1960年代からウエットスーツを作っている老舗メーカーです。
ホームページを見ると数々の有名ライダーが名を連ねています。
そういえば、ここの中古のセミドライを以前メルカリで買ったことがありますが、サイズがきつすぎて、すぐ手放したことがあります。
高品質で非常に暖かそうでしたが…
試着せずに買うと失敗するいい例です。
サーフィン初心者の方はマネしないように!
海外メーカー
QUIKSILVER(クイックシルバー)
1969年にオーストラリアでボードショーツを取り扱ったのが始まりです。
現在は、カリフォルニアのハンティントンビーチに本社があります。
ロゴマークは富士山と波(葛飾北斎の富嶽三十六景 神奈川沖浪裏)がモチーフになっています。
ちなみにROXY(ロキシー)という女性向けのサーフブランドがありますが、創業者の一人娘の名にちなんでいます。
BILLABONG(ビラボン)
1973年にオーストラリアでボードショーツを取り扱ったのが始まりです。
ブランド名の語源は、オーストラリアの先住民であるアボリジニーの言葉で、流れのない水溜りを指します。
billaが「小川」でbongが「死」を意味します。
水の流れが止まった水溜りという理解でしょうか。
Hurley(ハーレイ)
1979年にカリフォルニアでサーフボードのシェイパーとしてスタートしたのが始まりです。
ブランド名はシェイパーの創業者の名前(ボブ ハーレー)です。
ナイキが2002年に同社を買収し、サーフィン・スノボ・スケボーの横乗りスポーツを強化し、同社を大きく拡大させましたが、2019年にアメリカの投資会社のブルースター・アライアンスに売却しました。
O’NEILL(オニール)
1952年にカリフォルニアでウエットスーツを世界で始めて開発したのが始まり。
ブランド名は創業者の名前(ジャック オニール)です。
patagonia(パタゴニア)
1957年に創業者であるイヴォン・シュイナードがロッククライミング用品の製造・販売を行ったのが始まり。
ブランド名は南米の地名で、遥か彼方の理想郷といったイメージで付けられました。
登山だけにとどまらず、サーフィンやスキー、カヌーやサイクリングなどのアウトドア全般を取り扱っており、環境保護に対して非常に熱心な企業です。
売上の1%を世界中の環境団体に寄付しているそうです。
海の中で周りを見渡して見ると、サーフィン 初心者の方は海外メーカーを着ている人が多く、上手な人は国内メーカーを着ている人が多い印象ですね。
ムラサキスポーツなんかの量販店が海外メーカーのものを吊るしでたくさん扱っているのが原因かもしれません。
正直、サーフィン初心者にはどこのメーカーでも違いはあまりわからないと思います。
どこのメーカーも年々、品質が向上しているので、デザインで決めても良いですし、
サーフショップで取り扱っているブランドで決めてもいいと思います。
ただ、セミドライは少しくらい高くてもいいモノを買うのをオススメします。
安物のセミドライだと、ラバーが固く、縫製もイマイチなのでパドルがキツイです。
ただでさえ、初心者はパドルで苦労するのに、セミドライの品質のせいで、余計に上達が遅れるのだけは避けたいです。
まだわからないかもしれませんが、ジャーフルとセミドライでは、パドルのキツさが全然違います。
なので、セミドライを着る冬場は、サーフィンが夏に比べて下手になった感覚に襲われます。
ホント、安物のセミドライだと巨人の星の大リーグボール要請ギプスをつけたような感じです。
つけたことありませんが…
サーフィン初心者が買うウエットスーツは、サーフショップかネットか?
まずオーダーの場合は、採寸しないといけないので、サーフショップで買う必要があります。
間違いなくしっかりと採寸をしてくれる信頼できるサーフショップを選ぶことが大事なので、時間があって慎重に行きたい場合は何軒か回って見るのも手です。
サーフショップによって、取り扱っているウエットスーツのブランドも違います。
何軒か回っていると、色々とアドバイスがもらえるので勉強になります。
それと、人間なので、自分と気の合う店、そうでない店が必ずあります。
長いお付き合いをしたいのであれば、ずっとお付き合いのできそうなフィーリングの合うサーフショップを選ぶことも大事ですね。
既製品を買うにしても、試着は絶対必要です。
量販店で試着して、サイズを確かめた後にネットで買うのもアリですが、個人的にはあまりオススメしません。
理由は、やはりその時その場所でそのウエットスーツに出会ったことはそれなりの意味があると思います。
ウエットスーツとの出会いも一期一会で、その出会いを与えてくれたショップに感謝し、その情熱で一気に購入するのがミソです。
後でネットで買おうと、その熱を冷ましてはいけません。
その方が、きっとサーフィン も楽しめますよ!
まとめ
・最も使用頻度の高いジャーフルと、特に真冬に使用するセミドライはオーダーがオススメ
・オーダーは信頼でき、気の合うサーフショップですれば間違いない
・ウエットスーツのメーカーは有名ブランドであれば、どこでもオーケー
・吊るしは試着してフィットするのなら問題ないが、パドルがキツくないか動きやすさを重視する
・夏場に使用するウエットスーツは吊るしでオーケー
・もし吊るしを買うのなら、試着してサイズが合えば、出会いに感謝してそのショップで買おう
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