サーフィンをやるからには、安全に楽しみたいですよね!
怪我をしない、させないことが一番大事です。
夏の海なんて、波が良ければどこのポイントも混雑してます。
こんな時こそ忘れてはならないのが、初心者も上級者も謙虚な気持ちではないでしょうか。
今回は、プルアウトについてです。
プルアウトとは、自分の意思で能動的にライディンをやめる行為のこと。
前回、アップス&ダウンズができるようになれば初心者卒業と言いましたが、プルアウトができるようになってからの方が正解かもしれません。
実際、NSA(一般社団法人日本サーフィン連盟)のサーフィン 検定の4級の必須項目にプルアウトができることが条件になっています。
岸から見ていても、上手なサーファーは、ライディングを自分の意思で上手に締めくくっていることに気づくはずです。
自らの意思で波を選びテイクオフし、ライティングを終えるタイミングを自らの意思で決め、プルアウトする。
これが、スマートなサーフィンと言えるでしょう。
サーフボードをコントロールできずに、海中にドボンと落ちてライディングを終えている…
そろそろ卒業しませんか?
プルアウトが必要なときとは?
ライディングの最後を締めくくるとき
いくらロングライディングができても、フィニッシュが華麗に決まらないと、せっかくのライディングが台無しになった気がしますよね。
それ、成長している証拠です!
私も始めたての頃は、ロングライディングさえできれば満足で、あまりフィニッシュのところは気にしていませんでした。
しかし、横に乗れるのが当たり前になってくると、最後のプルアウトが決まらないときは、スッキリせず満足感が減っていました。
こんなスッキリしない感情を持った今、プルアウトを覚えるときがきたのだと思います。
前乗りしてしまったとき
前乗りは危険なので、禁止です。
前乗りに気付いたら、プルアウトで即ライティングを中止しましょう。
前乗りしてしまったサーファーに身振りでも一言謝っておくと、よりスマートです。
ライティング中に別のサーファーに接触しそうなとき
プルアウトが、一番必要なときはこれです。
海は誰のものでもないし、無理してその波に乗らなくても、またいい波はきます。
初心者は上級者に配慮し、上級者は初心者を寛容な気持ちで受け入れる。
接触事故を起こさないように、プルアウトは練習して早めに覚えましょう!
さて、プルアウトの必要なときがわかったら、次はハウツーを覚えましょう!
プルアウトのやり方
ライディングをやめることを決定
あまり強調されていませんが、個人的にはこれが一番大事だと思っています。
ライディングを、やめることを決めるタイミングです。
決定が遅れれば、プルアウトも上手くいきません。
進行方向の波がクローズすることを察知し、先に進めないと判断したら早めにプルアウトを選択し、動作に入ります。
もちろん、ライン上に人を発見したときも、同様にします。
後ろ足に荷重
膝をしっかり曲げ、後ろ足に荷重しながらターンし、波のトップ方向に向かいます。
徐々に力を抜いていく
アップスのアップのときのように、少し伸びるような感じで徐々に力を抜いていき、同時に波の裏側に人がいないことを確認します。
波に押し戻されないよう注意
サーフボードが波のリップに当たって跳ね返されないように、しっかりスピードをつけておくことも大事です。
波の裏側へ
波の裏側へ行けたら成功です!
パドリングの体制に戻りましょう。
では、参考になるオススメの動画を貼っておきますね!
どうしてもプルアウトができないとき
まだサーフボードのコントロールが上手くできない初心者の内は、そうは言っても、プルアウトが難しいかもしれません。
もし、プルアウトできずに人にぶつかりそうになったときは、サーフボードから、沖側に向かって飛び降りて下さい。
あまり望ましいことではありませんが、サーフボードに乗ったままぶつかると体重が乗っているため、思わぬ事故につながる可能性があります。
サーフボードだけなら、まだ大事に至らない可能性もあります。
緊急時の作法として覚えておいてください。
まとめ
・ライディングの最後を締めくくるとき
・前乗りしてしまったとき
・ライティング中に別のサーファーに接触しそうなとき
2.プルアウトで大事なことは、波がクローズすることを早めに察知できる力
3.察知できるようになった頃には、自然とできるようになっているはず
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