サーフィン初心者におすすめなのは?PU?それともEPS?

サーフボードの素材 サーファーの知識
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サーフボードを選ぶうえで、迷うことの1つが板の素材ではないでしょうか。

それでなくても長さや浮力、形状など、自分に合ったサーフボードを選ぶのってホントに難しいですよね。

とにかく、悩みどころ満載です。

 

マイボードを選ぶために色々と調べていると、PUとかEPSとか知らない言葉が出てきますよね・・・

 

そこで、今回はサーフボード選びで重要な板の素材について詳しく解説していきます!

素材の種類や、そのメリットとデメリット、サーフィン初心者におすすめの素材は一体何なのかが、この記事を読めばわかるようになります。

それではどうぞ!

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【結論】EPSがオススメ!

ひとまず、迷ったらEPSを選びましょう。

そもそもPUとEPSは何がどう違うのか、メリットやデメリットについて詳しく知りたい方は、続けて記事をお読みください。

 

 サーフボードの素材には種類がある?

サーフボードの素材は、主に2種類あります。

まずサーフボードについてですが、サーフボードの中身であるフォーム(ブランクス)、フォームを包む込むガラスクロス、コーティングする樹脂で構成されています。

 

PU(ポリウレタン)

PUサーフボードは、ポリウレタン製の発泡フォームに、グラスファイバーを布状に織り込んだガラスクロスを巻きつけボードを補強し、ポリエステル樹脂でラミネートされています。

・発泡ポリウレタンガラスクロスポリエステル樹脂

 

EPS(エクスパンダブルポリスチレン)

EPSサーフボードは、発泡スチロールと同じ製法であるポリスチレン製の発泡フォーム。

PUと同様にガラスクロスを巻き付け、EPSとの相性が良く強度の高いエポキシ樹脂でラミネートされています。

・発泡ポリスチレンガラスクロスエポキシ樹脂

 

PUとEPSのそれぞれの特徴とは?

主な2種類の素材における特徴とそのメリット・デメリットを見ていきましょう。

PUサーフボード

メリット

・EPSに比べると重さがあり、バランスがとりやすい
適度なしなりがあるため、板を踏んだ反発を利用して大きなターンがしやすい
・比較的安価な価格設定
・加工しやすく、オーダー時の納期が早い
リペアに出すときの費用が安価

デメリット

・EPSより強度が弱く、壊れやすい
・凹みやすく、肘や膝が当たった時にヒビ(クラック)が入ることがある
・特にロングの場合は重く、持ち運びが不便
・ロングの場合、板を動かしにくいのでパフォーマンスがしにくい

 

EPSサーフボード

メリット

・PUに比べて軽く、持ち運びしやすい
PUに比べて強度が優れているため、壊れにくい
軽量で硬さがあるのでスピードが出やすく、小波に重宝する
・テイクオフが早い
・ロングボードは、PUよりも重さがないので動きを出しやすい

デメリット

・耐熱性が低いため、高温により変形や剥離する可能性がある(夏期の取扱いや保管に注意が必要)
・軽量なので、安定性に欠ける
・ボードがしならず、大きなターンがしにくい
・ボードが黄ばみやすい
・PUに比べると、高めの価格設定
・リペアに出すときの費用がやや高価
・納期に時間を要する(目安は4ヶ月~半年)

 

初心者サーファーはPUとEPSのどっちを選んだらいいの?

サーフショップ

繰り返しになりますが、ズバリEPSサーフボードです!

一番は、その壊れにくさにあります。

クラッシュしたときのリペア代はPUに比べ高くつきますが、そもそも丈夫なので、よっぽどのことがない限りリペアに出すこともないでしょう。

実際、私はPUの板もEPSの板も使っていますが、EPSの板をリペアに出したことは一度もありません。

PUの板は、クラッシュの都度、これまで何度もショップにリペアに出しています。
軽いクラッシュの場合は、もちろん自分でリペアすることもあります。

それくらい、PUは壊れやすいので、サーフィン初心者にはEPSが向いていると感じます。

乗り味に関しては、個人的には適度にしなりのあるPUの方が好きです。

ただ、サーフィン初心者はこの違いを感じるまでに、そもそも何年もかかります。

だったら、軽くて浮力がありかつ丈夫なEPSの方がいいですよね!

ロングボードをするなら、尚更です。
PUのロングボードはめっちゃ重いので、板をコントロールするのに一苦労です。

また日本のパワーのない波、胸以下の波にはEPSの方が適しているともいわれています。

サーフィン初心者は、まずは小波で練習することになるので、やはりEPSが向いているのではないでしょうか。

サーフィン初心者はEPSがおすすめ!

プロサーファーはどう使い分けているの?

ショートボードの場合は、小波はEPS、サイズのある波はPUを使っているケースが多いようです。

ロングボーダーの場合は、コントロールしやすさを重視して軽いEPSを選んでいるケースがほとんどです。

結局、PUとEPSでどっちが優れているという問題ではなく好みの問題で、プロサーファーは波によって、素材を使い分けているといえます。

 

まとめ 

波のコンディションや自身のライディングスタイルに合わせて、上手にボードを使い分けて波乗りできるようになると、サーフィンの楽しさが広がります。

サーフィン初心者は、軽くて浮力のあるEPSサーフボードがおすすめですが、ある程度上達してきたら、PUサーフボードに乗ってみてその違いを感じてみるのもいいですね!

また、大会で波のコンディションとプロサーファーが使用しているボードの素材を観察してみるのもおすすめです!

 

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